今枝友加リサイタルの写真が出来上がってまいりました。写真は大森有起さんです。いつも素敵なお写真を撮って頂きありがとうございます。
少しですが、アップさせて頂きます。
パセオ8月号では、今回の公演の特集を大森さんの写真と共に掲載頂けます。楽しみです。
それから、今枝友加より公演終了のご挨拶です。
〜今枝友加FBより〜
お礼がおっつかないですが、取り急ぎこちらにもご報告を。
『夜明けの鼓動』公演、おかげさまで無事に終わる事ができました。
もう二度とそんな日は来ないのじゃないかと思ったけれど。。
神様の、ではなく、公演に関わってくださった全ての方のおかげで、この日が来てくれました。
皆様、最後の最後まであたたかい応援をありがとうございました!
異例に続く異例。
この経験したことのない苦境に、誰も諦めることなく立ち向かう安岡さんをはじめ舞台裏のみんなの姿が、どれだけ私に勇気をくれたか。
暗い暗い迷路のはずだったけど、ずっとたくさんの人が灯をともし続けてくれて、迷うこともなく、絶対この道しかないという確信を持って突き進むことができました。
彼らの凄さは、人との繋がりを明確にし、同じ目標への信念をひとつにし、最善をただ尽くす。仕事の領域を超えて。
窮地に立たされた時、こういったチームが国を動かしてくれたら良いのにとすら思いました。
全てを受け止めてくれたアルティスタ達。
彼らと一緒にこの公演に携われたこと、一生の誇りです。宝物です。
あの時間を忘れず、大事に、またじっくりフラメンコに取り組んでいきます。
みんなアルティスタとしても素晴らしいけれど、生まれ変わっても一緒にいたい仲間達。
凄いのに自分の弱さも認めて、人へ優しさを与えることのできる人達。
どこかへんてこりんで、いつまでも子どもみたいなところも大好き。
終わってしまって寂しいけれど、それぞれの道を、この恩を背負って応援していきます。
2週間前に急遽決まった配信チーム。
プロの仕事を目の当たりにさせていただきました。
今回、芸能界で大物コンサートも取り扱うようなディレクターさんが奇跡的につかまり、舞台裏はまるで事件の緊急特別班でも設置されたかのようで、我々は騒然となりました。
そこに指揮官キンタくんが入ったことで、フラメンコ要素も滞りなく、2週間とは思えないクオリティに仕上げてくれました。
一部は絵コンテもしっかり作成し、ソレアに関しては即興なので、逆に自由に撮ってもらいました。
生とはまた違った魅力が詰まっています。
緊急事態の中、命を繋げてくれたまさに特別救助班でした。
まだあと4日間視聴できますので、宜しかったらご覧下さい。
そして、観に来てくださったお客様、画面から応援してくださったお客様!
こんなに大変な中、足を運んでくれた人達にやはり行ってよかったと思ってもらわねば、配信でしか観ることが叶わなかったお客様にも電波からだろうが想いを伝えなければ。
そして、ほんのひとときでも、今の不安を打ち消すことができたなら。
私は公演をして良かったと思います。
有観客でもできたことには本当に感謝しかありません。
体に直に響く、凄まじくあつい拍手。
今思い出しても涙がでます。
この拍手を聞いて、自分が力を与えていたのではなく、大量のエネルギーを注いだのはまぎれもなく観に来てくれたお客様だったんだと気づきました。
この空気感は有観客だからこそ。
それが、観にこられなかったお客様に画面越しでも少しでも伝わったなら、この拍手をくれたお客様にもole!です。
今回、稽古も1ヶ月半という短い期間しかなく、なるべく周りに負担をかけたくないという思いからだいぶ無理をしました。
本来ならできるわけない数のパフォーマンスを投入しました。
でも、何故かできるような気がしてて。
最後のソレアは、絶対疲れ切っている予定だったのに、力がみなぎってくるようでした。
エンリケ坂井さんの、日本とフラメンコの歴史を回想させるような深いトーケから始まり、アルティスタ達の全身全霊のアルテ。
お客さんのフラメンコへのアフィシオン。
この一年、溜まったみんなの気持ちとか、大変な状況下である同志達のそれぞれの想いとか、もう全てのものが爆発して、私もそれに力をどんどんもらって、みんなが命を次から次へとふきこんでくれたソレアだったと思います。私であって私じゃなかった。
ああ、やっぱりみんな辛かったんだなあ、苦しかったんだなあ。と。
それを痛いほど感じた舞台となりました。
全ての方に心から感謝。
心からOLE!
本当に本当にみなさんありがとうございました。
さて、自身の反省点は動画みてても笑っちゃうほどありますので、またゆっくり痛い目見ながら向き合っていきます。
そして、1番やっかいなのはこの2週間。
今回は瀬戸雅美さん、石垣ひろみさんなどが協力してくださり、感染対策チームを結成し、彼女達がお客様を安心、安全に誘導してくれました。
お客様がおしゃべりを控え、読み物に時間を費やしてくれるよう、急遽アーティスト達からアンケートを取り、パンフレットに添えさせて頂きました。
やれることはやったし、公演は無事終わってくれました。
が、これから数日気をつけないといけないのがコロナ時代の怖いところ。
免疫下げないよう用心して過ごします。
このまま少しずつ収束し、あの時代は一体なんだったんだろう、とマスクも距離もなく話せる日が訪れますよう、心から願っています。
最後に、
衣装のSonia Johnes さん、京極友重さん、Manzanillaさん、
チラシ、パンフレットデザインの加藤ふみえさん、
丸1日体のケアを担ってくれた清田惠子さん、
上にも書きましたが、シンブエロから携わってくれている安岡幸江さんをはじめ、村松多加代さん、清水貴子さん、平和美さん、鰐部恭江さん、
感染対策に奔走してくださった、瀬戸雅美さん、
受付、舞台まわりをまとめてくださった石垣ひろみさんをはじめ、お手伝いの皆さん、
舞台における的確なアドバイスをくださった、小島章司先生、井上圭子さん、土井まさりさん、
音響の遠入佳奈さん、
照明の佐々木孝尚さん、
舞台監督の『モモプランニング』やまだてるおさん、
写真の大森有起さん、
配信チームをまとめてくださったディレクターの『Mu-Project』 手島正裕さん、
配信補助としてKinta Suzuki さん、
配信プラットフォームのThumvaさん
舞台に共に立ってくれた仲間たち、柴田亮太郎くん、長谷川暖くん、石塚隆充さん、川島桂子さん、橋本容昌くん、三枝雄輔くん、井上泉さん、太田マキさん、篠田三枝さん、島崎リノさん、福山奈穂美さん、松島かすみさん、
特別ゲストとして、我らがエンリケ坂井先生、
多大なるご支援をいただきました
ご寄付をしてくださった皆様、
協賛してくださった皆様、
素敵なお花を頂きました皆様、
そして、ご来場頂きましたお客様、配信でご視聴頂きましたお客様、
まだまだ書き足りないですが、たくさんの皆様のお力添えにより、『夜明けの鼓動』公演が無事終了致しました。
改めて御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
次こそは、
SINVUELO ですね。。
きっと今回のような優しさとは真逆の、奈落の底へつき落とされるような経験をすることになるでしょう。
いつになるかはわかりませんが、またゼロから、落ちついて準備していくことにします。
それまでどうか楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
facebookより転載